住宅ローンには、「固定金利型」「変動金利型」があります。現在の金利だけを見ると変動金利型の方が金利が安く、金融機関から勧められることもあるでしょう。また、もうすぐ消費税の増税も控えていることから、住宅会社や不動産会社から「家を建てるなら、早い方がいいですよ」と急かされている人もいると思います。さて、本当にそうなのでしょうか?
消費税が10%に上がる前に家を買うべき?
2019年に、消費税は現在の8%から10%へ引き下げられることになっています。住宅購入にも消費税がかかるため、「急がなければ!」と焦ってしまう方もいるでしょう。では、ここで問題。「1,000万円の土地と2,000万円の住宅を購入したら、消費税8%の現在では、消費税はいくら?」。
土地には消費税がかからない、って本当?
「そんなの簡単、答えは240万円」と思いました?正解は、「160万円」です。その理由は、土地には消費税がかからないから。それはそれとして、消費税が2%上がって10%になると、このケースでは消費税は200万円となり、40万円も上昇してしまいます。ならば、やっぱりすぐにでも住宅を購入しなければ、でしょうか?
「本当の敵」は、増税よりも金利の上昇
では、ここで3,000万円の住宅ローンを組むことを考えてみます。3,000万円を借りると、金利が0.1%上がるだけで、総返済額は68万円も上昇してしまいます。いかがでしょうか?消費税は2%上がっても40万円なのに、住宅ローンの金利はたった0.1%で68万円。つまり、本当に気をつけなければならないのは、金利の上昇なのです。
金利上昇のリスクがある変動金利に気をつけて!
このところ、昨年と比べてもジワジワと金利が上昇してきています。変動金利は、現在の金利は低く抑えられていますが、35年ローンとすると、35年間の返済期間中、いつ金利が上がるかわからないリスクがあります。むしろ、35年間もの間急激な情勢の変化が起こらない、と考える方が不自然です。そこで、おすすめなのは変動金利よりも固定金利の方。
でも、固定金利にもさまざまな種類がありますし、そもそもいくらまで借りるのが適切なのか?あなたの家計にとって無理のない住宅ローンの計画を立てるには、正しい情報と専門家のアドバイスが不可欠です。ぜひ私たちエルアイエーにご相談ください。